白血球数 WBC は、体外から侵入した細菌やウイルスなどの異物によって起こる炎症や、白血病などの血液疾患の診断、経過観察に用いられるスクリーニング検査です。白血球は単に数だけでなく、その構成(白血球像)も見る必要があります。
たとえば高齢者の炎症では白血球数はそれほど増加しなくても、好中球に核の左方移動と言われる、桿状核球の増加がみられます。またⅠ型アレルギー性疾患では好酸球が増加し、さらに病的細胞が出現しても、白血球数は基準範囲内にとどまる場合があります(白血球像を参照)。
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