眼圧検査 緑内障の診断 臨床検査

2010年05月18日 02:06

眼圧 は、眼球内を満たしている眼内液の圧力のことです。眼圧の異常を示す疾患には緑内障があります。
眼圧検査には以下の方法があります。
1)ゴールドマン眼圧計
細隙灯顕微鏡に眼圧計がついていて、角膜に色素をつけ、そこに眼圧計を密着させて測定します。現在、最も多く行なわれている検査方法です。患者さんは腰掛けて台にあごをのせ、点眼薬で麻酔をします。

2)シェッツ眼圧計
仰向けに寝て点眼薬で麻酔し、眼圧計を角膜に当てて測定します。
入院中などで横になった患者さんの検査に用いられます。
3)空気圧による眼圧計
圧搾空気を吹きつけて、角膜のへこみ具合によって眼圧を測定する方法です。器具が患者さんの目に直接触れることはないので、麻酔などの必要がなく、30秒もあれば行なえる簡単な検査です。定期健診や人間ドックなどでよく行なわれる検査方法です。

検査結果の判定
結果はその場ですぐにわかります。正常眼圧は10~20mmHgです。
高値なら緑内障を疑い、視野検査、眼底検査(または眼底三次元画像解析検査)、隅角検査などの精密検査が必要です。
逆に、基準値下限の7mmHgより低い場合は網膜剥離などが疑われますので、こちらも場合も精密検査が必要となります。


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