LDLコレステロールは、LDL というリポ蛋白粒子に含まれるコレステロールで、一般にに 悪玉コレステロール と呼ばれています。コレステロールは主として食物からの摂取と肝臓での生合成により血中に供給されており、肝臓から末梢へのコレステロール供給は LDLコレステロール(LDL-C)の形で運ばれています。LDLコレステロール の増加は末梢組織への供給過剰とも考えられ、冠動脈疾患の危険因子とされます。
一般に LDLコレステロール が高値でHDLコレステロールが低値の場合は心筋梗塞、脳梗塞、肺梗塞など動脈硬化疾患のリスクが高いといわれています。
基準値:139以下 mg/dl
高値を示す病態:家族性高コレステロール血症、特発性高コレステロール血症、高LDL血症など将来における動脈硬化性疾患の危険因子となる(脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞など)。
低値を示す病態:無リポ蛋白血症、低リポ蛋白血症、低LDL血症 など
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