HIV 抗原 抗体 スクリーニング検査

2010年07月12日 00:32

HIV 抗原 抗体 スクリーニング検査は、AIDS の原因ウイルスであるHIVの抗原と抗体を同時に測定するもので、抗体産生までのウィンドウ期においても検出が可能です。HIV感染後、抗体が陽性となるまで通常4~8週を要します。この期間をウィンドウ期といいます。本検査で陽性が認められた場合には、抗体確認試験であるウェスタンブロット法に加えHIV-1 RNA定量検査(アンプリコアHIV-1 モニター)を行うことが推奨されます。

AIDS(Acquired Immunodeficiency Syndrome; 後天性免疫不全症候群)は1981年にアメリカで報告された、HIV(ヒト免疫不全症ウイルス)の感染によりおこる感染症であり、1983年にはHIV-1、1986年にHIV-2が発見されました。
またHIVはCD4陽性細胞に感染し、これを死滅させることでCD4陽性細胞数を低下させる。このため診断確定後の経過観察や発症予測にはHIV1-RNA定量と共にCD4やCD8陽性細胞数、CD4/CD8比の低下を指標にする。
基準値:陰性(-)
陽性を示す病態:HIV感染症


カテゴリ:検査項目 疾患 FGHIJ

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