CRP 炎症マーカー 臨床検査

2010年06月07日 03:40

CRP は肺炎球菌のC多糖体と沈降反応を起こすことにより発見された血清蛋白で、急性炎症あるいは組織崩壊性病変で増加する代表的な炎症マーカーで、炎症性病巣の存在や病変の程度を鋭敏に反映します。このため感染症、膠原病など炎症性疾患の活動性や重症度、経過観察および予後判定の指標として用いられています。

CRP の分子量は約105kDaで、IgMのように5つのサブユニットが環状に結合した構造をしています。血液その他の体液中に広く分布し、血流を通じて炎症の場に達し、壊死に陥った細胞膜のリン脂質と結合して、補体の活性化、リンパ球機能の活性化、貪食細胞機能促進など生物学的変化を起こし、それらを通じて炎症により生じた体内の病的産物を除去する作用を持っています。
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