臨床検査とは

2010年04月25日 02:58

臨床検査 は、身体の状態を示すサインのひとつです。体調不良で病院を受診した場合、医師はまず症状について問診をします。次に触診をし、それでもすぐに診断がつかない時に、詳しい情報を得るために行う検査で、その目的によって次のように分類されます。臨床検査には、血液・尿などを採取して行う 検体検査(下記の1~7)と、直接体にふれて行う 生体検査(8~12)があります。

1)基本的身体検査:血圧・身長・体重(BMI)など
2)一般検査:尿一般検査・便検査(便潜血・虫卵)など
3)生化学検査:肝・腎・膵機能・脂質・糖など
4)血清免疫学検査:感染症など
5)血液学的検査:貧血・白血病など
6)細菌検査:便・喀痰などから菌を同定する
7)病理診断:細胞診・組織診断
8)画像診断:X腺・CT・MRI
9)電気生理学的検査:心電図・脳波
10)呼吸生理学的検査:肺活量など
11)内視鏡検査:胃カメラ・大腸ファイバー
12)感覚器検査:聴力・眼底
検査の結果は病気の診断・治療経過や癌などの再発の確認に有用です。また、職場や自治体で行われる健康診断にも臨床検査は利用されています。


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