血圧 上の血圧と下の血圧

2010年04月26日 00:52

血圧 には 上の血圧 と 下の血圧 があります。上の血圧(収縮期血圧)は、心臓が血液を送り出すときの抵抗をよく反映します。心臓が血液を送り出す先の血管に 動脈硬化 が起き、弾力が低下して傷みが出てくると、強い圧力をかけないと血液が流れにくくなって、血圧が上がります。

一方、下の血圧(拡張期血圧)は、心臓に連なる大動脈の弾力をよく反映し、弾力が失われると低くなります。若い年代では、下の血圧が高くなることに注意が必要とされていますが、65歳くらいからは、下の血圧が低くなったら 動脈硬化 が進行してきていると考える必要があります。
動脈硬化が進むほど上の血圧は上がり、下の血圧は下がって、上と下の血圧の差(脈圧)が大きくなっていくのです。
基準値:収縮期血圧125mmHg未満かつ拡張期血圧80mmHg未満が正常血圧


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