ZTT 亜鉛混濁反応 血清膠質反応

2010年05月05日 18:12

ZTT 亜鉛混濁反応 は主として肝障害を見るための血清膠質反応です。ZTT は別名クンケル試験とも呼ばれ、クンケルが1947年に血清に希薄な硫酸亜鉛バルビタール緩衝液を加え生成する混濁を比濁定量したものです。
ZTT はIgGおよびIgMとよく相関し、慢性の感染症、炎症、慢性肝炎、肝硬変、多発性骨髄腫などで高値を示します。

基準値:2.0~14.0 U
高値を示す病態:肝疾患(慢性肝炎、肝硬変)、高脂血症、慢性感染症、膠原病、ネフローゼ症候群、多発性骨髄腫
低値を示す病態:低値側の臨床的意義は少ない


カテゴリ:検査項目 疾患 UVWXYZ

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