MRSA メチシリン耐性 黄色ブドウ球菌

2010年04月06日 03:02

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus; MRSA)は、抗生物質メチシリンに対する薬剤耐性を獲得した 黄色ブドウ球菌 の意味ですが、実際は多くの抗生物質に耐性を示す多剤耐性菌です。MRSA は黄色ブドウ球菌と同様に常在菌のひとつと考えられ、健康な人の鼻腔、咽頭、皮膚などから検出されることがあります。

耐性菌 は抗生物質の乱用により出現すると言われているため、薬剤の使用が多い病院で見られることが多く、入院中の患者に発症する院内感染の起炎菌としてとらえられています。病原性は黄色ブドウ球菌と同等で、健康な人にも皮膚・軟部組織感染症などを起こします。免疫力が低下した患者に感染すると、通常では本菌が起こすことはないような日和見感染を起こすこともあります。一旦発症するとほとんどの抗生物質が効かないため治療は困難です。
代表的な治療薬はバンコマイシン、テイコプラニン、アルベカシンです。2006年4月、リネゾリドが新薬として承認されました。


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