腸炎ビブリオ は海水に広く存在するため、生鮮海産魚介類を介した 経口感染 が主で、ヒトからヒトへの感染はまれです。原因食品としてはイカや貝類が比較的多いのですが、その他の一般の魚など、ほとんどの海産魚介類の生食が原因となります。
腸炎ビブリオ の感染が成立するには約100万個以上の生きた菌の摂取が必要と言われ、食中毒性サルモネラと同様、経口感染症の起因菌の中では比較的、感染・発病に多数の菌を必要とする部類に属します(これに対し、例えば赤痢菌は10-100個の菌で発病する)。ただし、増殖が早い菌であるため、夏期に常温で放置した魚介類などでは2~3時間のうちに発病菌数にまで増殖することがあります。また好塩菌であるため、漬け物などの塩分を含む食品に二次感染し、それが感染源となることもあります。
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