腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic Escherichia coli:EHEC)は、ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)、志賀毒素産生性大腸菌(Shiga toxin-producing E.coli:STEC)とも呼ばれています。EHECによる感染症は、1990年の集団下痢症により患者319名のうち2名の幼稚園児が溶血性尿毒症症候群(HUS)で死亡する事件を契機に注目され、1996年5月以降、血清型 O157 を中心に爆発的に増加しました。
主症状は下痢であり嘔吐を伴うことも多いのですが、腹痛は軽度で発熱もまれです。しかし重症例、特に小児の場合非細菌性胃腸炎やETEC下痢症よりも重症で、コレラと同様に脱水症状に陥ることがあります。
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