ボツリヌス菌 食中毒 治療と予防

2010年05月08日 01:22

ボツリヌス菌 食中毒の予防には次の点に注意します。
1)真空パックや缶詰が膨張していたり、食品に異臭(酪酸臭)があるときには食べないこと。
2)ボツリヌス菌 は熱に強い芽胞を作るため、120℃4分間(あるいは100℃6時間)以上の加熱をしなければ完全に死滅しないので、家庭で缶詰、真空パック、びん詰、いずし などをつくる場合は加熱殺菌の温度や保存の方法に十分注意しないと危険です。
3)容器包装詰加圧加熱殺菌食品(レトルトパウチ食品)や大部分の缶詰は、120℃4分間以上の加熱が行われているので安全ですが、これとまぎわらしい形態の食品が流通しているので注意が必要です。

中毒になった場合、抗毒素はウマ血清のみ(ただし、乳児ボツリヌス症では致死率が低いこともあり、一般的に使われない)。毒素の型ごとに抗毒素もあります。一般に「食餌性ボツリヌス症に対する抗毒素の投与は発症から24時間以内が望ましい」とされますが、24時間以上経過での投与でも効果が有ることが報告されています。ワクチンは研究者用にボツリヌストキソイドが開発されていますが、中毒になってから用いても効果がありません。また、米国ではボツリヌス免疫グロブリンが開発されています。


カテゴリ:食中毒

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