ノルフロキサシンは、ニューキノロン系の合成抗菌剤で、病原菌に対して殺菌的に作用します。ブドウ球菌・レンサ球菌などの化膿菌、リン菌・肺炎球菌・大腸菌・サルモネラ属(チフス、パラチフス)・シゲラ属(赤痢)その他の腸内細菌・インフルエンザ菌・炭疽菌などに効力を示すので、呼吸器・泌尿器・胆のう・胆管炎・感染性腸炎・野兎病・眼などの感染症、中耳炎・副鼻腔炎にも用いられます。
ノルフロキサシンの副作用としては、内服では吐き気、下痢、食欲不振などがあります。まれに過敏症があり、浮腫・発赤・発疹・かゆみ・発熱・肝障害を来すことがあります。中枢神経系の副作用もあります。ごくまれに重篤なアレルギー症状の報告もありますので注意が必要です。脱力感・筋痛が強いときは、筋肉障害の可能性もあります。ときに高齢者で低血糖を引き起こすことがあります。これらはニューキノロン系抗菌剤に共通した副作用です。
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