構音障害(こうおんしょうがい)とは、発音が正しく出来ない症状をいいます。一般には「発音の操作」と理解されますが、狭い意味では咽頭以上の音声器官の操作のことです。また、喉頭の障害である発声障害とは区別されます。
構音障害はその原因によって次のように分類されます。
1)器質性構音障害:音声器官における形態上の異状により引き起こされる発音上の障害。
2)運動障害性構音障害:音声器官の運動機能障害による発話の障害。
3)聴覚性構音障害:聴覚の障害による二次的な発音上の障害。
4)機能性構音障害:上記のような医学的原因の認められない本態性の発音の障害。
構音障害の治療法は、1)2)3)については医学的原因の除去、リハビリ的訓練を行います。4)については音声学的構音指導による、治療の効果が大きく、成人後であっても完治することが多いので、この種類のものを「障害」と呼ぶのはふさわしくないという学説もあります。
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