カンピロバクター 感染症 診断と臨床症状

2010年04月28日 03:26

カンピロバクター 感染症の症状は下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などで、他の感染型細菌性食中毒と似ていますが、潜伏期間が一般に2~5日間とやや長いことが特徴です。感染性腸炎研究会資料によると、入院患者の98%に下痢が認められ、その便性状は水様便(87%)血便(44%)粘液便(24%)です。特に粘血便がみられる場合は、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ等による腸炎との鑑別が必要になります。

下痢 は1日に10回以上に及ぶこともありますが、通常2~6回で1~3日間続き、重症例では大量の水様性下痢のために、急速に脱水症状を呈します。また、腹痛は87%、嘔吐は38%にみられ、発熱時の平均体温は38.3℃で、サルモネラ症に比べるとやや低いとされています。
カンピロバクター 感染症の診断は臨床症状からは困難で、糞便等から本菌を分離することが最も確実です。培養は微好気培養により最低2日間(37~42℃)要します。本菌の同定には通常3~5日間程度必要であり、迅速性・正確性を期するために、PCR法等の遺伝子診断技術が必要不可欠となっています。
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カテゴリ:下痢の症状

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